「開発の基本」は、経(たて)糸12本と緯(よこ)糸12本による織組織を駆使したテキスタイル創りです。
またテキスタイルを「1枚の布」「2枚以上の多層の布」「1枚で多層の布」の三原形状ともいうべき分類によって、織物形状を明確化してきました。経12本・緯12本による織組織の組合せは約281兆の3乗通りの理論数値となりますが、これらの組合せを基に三原形状の物理的可能性を追求し、様々なテキスタイルを開発してきました。
またテキスタイルを「1枚の布」「2枚以上の多層の布」「1枚で多層の布」の三原形状ともいうべき分類によって、織物形状を明確化してきました。経12本・緯12本による織組織の組合せは約281兆の3乗通りの理論数値となりますが、これらの組合せを基に三原形状の物理的可能性を追求し、様々なテキスタイルを開発してきました。
1枚の布
平滑なものから表面効果を持ったテキスタイルまで様々あります。
光沢感・ザラツキ感、楊柳・サッカーなどの凹凸効果、小さなものから大胆なものまでの透けや穴あき、伸縮効果組織の応用による後加工とは一線を画した山折り・谷折りの織りプリーツなどが挙げられます。
2枚以上の多層の布
織組織を利用し、織だけで最終製品化させる成型織技術と、スカートや帽子等製品への応用技術開発は、裁断屑を出さず縫製の必要もなく、生産工程の省力化・省資源化、製品のフリーサイズ化等を可能にしました。
1枚で多層の布
織組織の利用では、緯2重織や緯3重織を使った絣糸の表現による横段柄や、経多重織による多色格子柄などを表現しました。